こんにちは。
最近身の回りの友人たちが興味を持ち始めてくれているので、
今回から「エフェクター」についての導入記事を書いていこうと思います。
めちゃくちゃくだいた内容なので慣れ親しんでいる方にとっては不必要な情報になるかもしれません。悪しからず。
Q.「エフェクター」ってなに??
音を変化させる機械です。
よくギタリストやベーシストの足元に要塞のように並んでいるアレです。
足で踏みやすい形のものが多いです。
料理に例えると、元の食材に対して「切ったり」「煮たり」「焼いたり」
加工をするアイテムですね。
様々な加工ができるエフェクターが存在します。
トップ画像はいらすとやで拾いました。何でもあるな、いらすとや。
Q.ギタリストやベーシストしか使えないの??
実はそんなことはありません。
ギター用、ベース用のエフェクターが主流ですが、それらも他の楽器の方が使用することができます。
僕もバイオリニストですがギター用のエフェクターを使用しています。
生音楽器の場合はマイクと併用することになります。
Q.興味はあってはじめてみたいけど機械の扱いニガテだし難しそう・・・。
僕は最初こうでした。
ですが、特に最近の後述するマルチエフェクターは初心者でも購入してすぐ使えるような音作りがしてあることがほとんどです。
最初はプロが作った音をそのまま使うだけでもとても楽しいですよ!
Q.種類が多すぎてわけがわからないよ
まずいろんな音で遊んでみたいという方はマルチエフェクターという
エフェクター詰め合わせセットみたいなエフェクターがありますのでそちらから試してみるのがコスパもよいと思います。
対してコンパクトエフェクター(トップ絵みたいなやつ)は一つの機能に特化したものがほとんどですので、
「もっと音を繊細に変化させてみたい・・・」と思い始めてから手を出しても遅くありません。
補足しておくと、最近はコスパの良いマルチエフェクターでも十分良い音は作れますので
最終的には好みとこだわりでお選びください。
Q.バイオリンとか生音楽器にエフェクターを使うなんて邪道じゃない?
そんなことはありません。
クラシックでは使わないかもしれませんが他のジャンルでは割と当たり前に使ったりします。
遊ぶだけでも楽しいですので臆せず試してみましょう!
Q.どんなエフェクターがあるの??
こちらが今回のメイントピックです。
原理どうこうや詳細はとりあえずまた今度にして、どんなタイプのエフェクターがあるのかをふわふわした感じで漠然と説明していきますね。
★ディストーション系(歪み)

エフェクターと聞いて一番先に思いつくのがこちらではないでしょうか。
ぎゅいいいいいん
きゅわあああああん
ていうアレです。泣きのギターソロやバッキングなど様々な場面で用いられます。
音を力強くいい感じにダーティにできます。
ディストーション系の中でもオーバードライブ、ファズ等種類によって音の変化の仕方が変わります。
音量を増幅させるブースターもここに分類されたりします。
バイオリンともわりかし相性が良かったりします。
★フィルター系

ぱっと聞くとわかりづらいですね。
画像のフィルターのように特定の周波数を通しにくくするイメージのエフェクトです。
高い周波数帯域をフィルターするとこもったようなサウンドになります。
代表的なものでワウがこちらに該当します。
ファンク系ギターのカッティングによく用いられます。
ロングトーンにぐねぐね変化するフィルターをかけると
予測しづらい独特のサウンドを得ることもできます。
バイオリンでもワウと組み合わせてファンキーなカッティングが可能です。
非常に好きなエフェクトです。
★モジュレーション系(揺れ等)

音にうねりをあたえるエフェクトです。
音が分身したように聞こえるコーラス
ジェット機のような音が出るフランジャー
シュワシュワした音になるフェイザー
などが代表的です。
あまり深くかけすぎると元の音のピッチが悪いように聞こえてしまったりすることもあるので注意が必要です。
バイオリンではうすーくコーラスをかけるとサイバー感がでてカッコイイ!
★空間系

音に残響を加えるエフェクトです。
リバーブやディレイがこちらに該当します。
吸音されてしまい音がデッドに聞こえるところでも
リバーブを加えることで音に広がりをあたえられます。
教会での残響感、ホールでの残響感など様々なシチュエーションを想定したリバーブがあります。
バイオリニストやボーカリストには特になじみ深いエフェクトです。
かけすぎると風呂場みたいに元の音がぼやぼやしすぎてしまうので注意が必要です。(やりがち)
一方ディレイは音にいわゆるやまびこのような効果を加えるエフェクトです。
わん・・・わん・・・わん・・・
残響を与えるリバーブと似てはいますが異なります。
やまびこが返ってくる時間、回数などが調整できます。
バイオリンではリバーブは必要不可欠になるので使い方の勉強が重要です。
ディレイも上手く用いれば近未来感を出せるので気に入っています。
★ダイナミクス系

EQ(イコライザー)、コンプレッサーなど音質や音圧を調節するエフェクトです。
他のエフェクターに比べてぱっと大きな変化をするわけではないので難しいかもしれませんが、
基本の音作りをするためのエフェクトなので実は非常に大事です。
僕も最初さっぱりわかりませんでした・・・。
キンキンした高周波数を削ったり、足りない周波数帯を持ち上げたりします。
基本的には削る用途で使う場合が多いです。
ここに書くと長くなるため後日別記事にて詳細を書きます。
バイオリニストやボーカリストの方は特にEQを知っておいたほうがいいです。
現場でのリハや音作りのクオリティ、速度が格段に変わります。
★ハーモニー系

元の音に別の音を追加するエフェクトです。
オクターブ上下の音を加えるオクターバー
指定したハーモニーの音を加えるハーモナイザー、ピッチシフター
などがこちらに該当します。
一人でメロディとハモリをこなせるため非常に便利です。
サビのところだけ隠し味に使ってみるとか。
バイオリンではオクターバーを使ってベースラインを弾いたりできます。
ルーパーを使ったソロパフォーマンスなどにもよく使います。
まとめ
以上がざっとしたエフェクターの説明です。
少しでも音作りの参考になれば幸いです。
今回は導入編ということで、後日また参考動画や詳細についての記事をまとめられたらと思います。
もし興味を持っていただけた方いらっしゃったら、ぜひこれを機にトライしてみませんか??
コメントをお書きください